阪神中田6失点、開幕ローテ入りアピールならず

ヤクルト対阪神 3回、6点を失った阪神先発の中田(右)。左は捕手の坂本(撮影・丹羽敏通)

<練習試合:ヤクルト6-5阪神>◇21日◇神宮

開幕ローテーション入りを目指す中田賢一投手(37=ソフトバンク)が先発するも、4回7安打6失点と打ち込まれた。

初回は1死から吉田成に右前打を許すも、坂本の盗塁阻止もあり無失点。2回も3者凡退と上々の立ち上がりだった。しかし、3回先頭の広岡にレフトへソロ本塁打を浴びると、この回5安打6失点。打ち取った当たりを左翼手サンズが取り損ね、野選もあり、悪い流れを止められず。「野手の方はしっかり守ってくれている。エラーや野選はあると思うけど、そこでしっかり助け合えるようにしないと」と悔しさを表した。球数も4回で85球を要した。

前回14日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)では5回4安打3失点。登板後は「今日はスライダーの精度がよくなかった」と、表情は暗く、この日もアピールとはならなかった。