ヤクルト嶋が骨折「右手の親指の近く」監督明かす

ヤクルト対阪神 4回裏ヤクルト1死、嶋は死球を受けて倒れ痛がる(撮影・浅見桂子)

<練習試合:ヤクルト6-5阪神>◇21日◇神宮

ヤクルトの嶋基宏捕手(35)が21日、阪神との練習試合(神宮)で負傷交代し、都内の病院で骨折と診断された。8番捕手でスタメン出場。4回の打席で中田の抜けた139キロ直球を右手親指付近に受けた。死球で打席に倒れ込み、苦悶(くもん)の表情を見せながら一塁へ駆けだしたが代走が送られた。高津監督は「右手の親指の近く。本人が一番ショックだと思う」と神妙な面持ちで明かした。

楽天から移籍1年目の嶋はオープン戦6試合でスタメンマスクをかぶり、中村、古賀と正捕手争いを展開。プロ14年目のベテランの経験は投手陣再建が課題に挙がるチームをもり立ててきた。この日も先発した小川を好リード。開幕前にチームにとっても嶋本人にとっても手痛いアクシデントに見舞われた。指揮官は「(今後の捕手起用も)これから考えないといけない」と話した。