JR東日本・西田プロ入りへ「直球のキレ上げたい」

東京都企業春季大会、明治安田生命戦で8回途中から登板したJR東日本・西田光汰(撮影・柴田隆二)

<東京都企業春季大会1回戦:JR東日本2-1明治安田生命>◇25日◇JR東日本柏グラウンド

JR東日本のプロ注目右腕、西田光汰投手(21=大体大浪商)が試合をきっちり締めた。8回表2死一塁で登板。空振り三振に仕留めると雄たけびを上げた。9回もマウンドに上がり、1回1/3を投げて無安打無失点の1奪三振。「腕を思い切り振れました」と笑顔を見せた。

右肘に違和感を感じ、昨年10月に遊離軟骨除去手術を受けた。「それまでは腕を振れなかったのでスッキリした」。術後の経過も良好で、自己最速の147キロをコンスタントにたたき出せるようになった。平均球速も上がり、手応えを感じている。

今まで球速を意識していなかったが、今年はこだわっていく。そのために昨年12月からウエートトレーニングに力を入れ始め、体重は4キロ増の82キロとなった。「球速はあるに越したことはない。でも、それ以上に直球のキレを上げていきたい」。プロ入りへ、さらなる成長を誓った。