ソフトバンク千賀&高橋礼は回復順調、監督明かす

オンラインで取材対応する工藤監督(球団提供)

ソフトバンク工藤公康監督(56)が22日、リハビリ中だった「先発2本柱」が順調に回復していると明かした。

ペイペイドームでの自主練習を見守った後にオンラインで取材対応。右上腕部の張りなどがあった千賀滉大投手(27)はノースロー期間を終えて50メートルのキャッチボールが可能で、復帰が近い印象を受けたという。左太もも裏を痛めていた高橋礼投手(24)からも好感触の報告を受けた。

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新型コロナウイルスの感染拡大収束はいつになるのか。プロ野球はいつ開幕できるのか。不安が渦巻く状況下で、チームにとって明るい材料もあった。約1週間ぶりに投手陣の練習を見た工藤監督は高橋礼とエース千賀について言及した。

「高橋君は『気になるところはほとんどない。足の方は大丈夫』と言っていました。千賀君はキャッチボールも50メートルくらい投げて、ランニングもある程度スピードを出して走ることができていた。(キャッチボールの)距離を延ばしていけば、回復、復帰も近いのかなと思います」

現在は投手コーチらと交代で投手の練習に参加している工藤監督は、9日に自主練習が始まってから視察はまだ3度目。他のコーチらと情報共有して選手の状態把握に努めている。中でも気になるのが故障中の選手の状態。本来リハビリ組は福岡・筑後市のファーム施設で活動するが、現在は移動のリスクを踏まえて一部はペイペイドームで体を動かしている。視察間隔は空くものの、指揮官として実際に動く姿を確認できたことで手応えを感じたようだ。

右上腕部の張りなどでキャンプ終盤からノースローが続いた千賀は、キャッチボールも順調に距離を延ばしている。同じくキャンプ中に左太もも裏を痛めた高橋礼は、新型コロナウイルスの影響で予定がずれたものの、すでに3月末にブルペン投球できる状態まで回復。開幕が早くても6月中旬以降にずれ込んだことで、昨季の勝ち頭2人が万全の状態に戻れる可能性も高まった。

当然、安心して開幕を迎えるはコロナ禍が収束することが最優先で大前提だ。指揮官は「野球界だけでの問題ではない。ファンのみなさんと一緒にすばらしい開幕を迎えられるように、選手たちを見守って準備していくだけです」と冷静に、前を見据えた。【山本大地】

<ソフトバンク 主な故障者の現状>

千賀 キャンプ中の2月上旬に右ふくらはぎを痛め別メニュー。同下旬には右上腕部の張りを訴え、3月末時点ではノースロー調整だった。現在は約50メートルのキャッチボールができるほどに回復。

柳田 昨秋に右肘手術を受けた影響でキャンプはB組(2軍)調整。3月に2軍で実戦復帰し、同下旬から1軍に合流した。

内川 キャンプ中に左膝関節炎を発症。3月に2軍で実戦復帰し、同下旬に1軍に合流した。

高橋礼 キャンプ中に左太もも裏痛で離脱。3月中にはキャッチボールの強度を上げ、同下旬の活動休止前にはブルペン投球再開も計画していた。

甲斐野 キャンプ中に右肘痛を訴え、多血小板血漿(けっしょう)と呼ばれるPRP治療を受けた。3月下旬にキャッチボールを再開。順調なら5月中に実戦復帰できる予定だった。