ソフトバンク森、苦手「杜の都」セーブ雄叫び見たい

19年7月21日楽天戦、8回に登板して無失点に抑えてベンチへ引き揚げるソフトバンク森

<期待しタカ>

日刊スポーツは4月から随時連載「期待しタカ」と題して、ソフトバンク担当記者による応援企画を掲載しています。

  ◇    ◇    ◇

ソフトバンクのストッパー森唯斗投手(28)には、ちょっと「苦手」なビジター球場がある。昨年の球場別防御率を見ると、ワーストが楽天生命パークの8・10。実はプロ入り6年間でも数字は同じ傾向を表している。

◆森の楽天生命パーク年度別成績

14年 試2 防18・00

15年 試4 防2・25

16年 試5 防10・38

17年 試4 防9・00

18年 試4 防9・00

19年 試4 防8・10

パ・リーグのビジター球場別防御率(地方を除く)を見ても、17年以外はワースト(15年は西武プリンスドームと同率)。リーグ最多37セーブを挙げた18年も楽天生命パークだけ失点を許した。楽天戦そのものの防御率は過去6年で2・79(18年)~6・00(14年)の間で推移していることから、あまり得意な球場とは言えないようだ。

昨年も苦い思い出がある。5月8日の楽天生命パークでの楽天戦。4回表終了時点で7-0と楽勝ムードも徐々に追い上げられた。2点リードの9回に抑えとして登板したが、1死走者なしから5連打を浴び3点を失いサヨナラ負け。当時は「球が甘かった。申し訳ないです」と肩を落とした。責任感が強い森にとっては屈辱そのものだったろう。

その後は楽天戦に5試合登板し無失点。しかし、そのうち楽天生命パークでは2度登板もセーブを挙げていない。右背部痛での2軍調整から1軍に復帰した7月21日は1点リードの8回を無失点。「悔しかったし(1軍で)投げられたことが一番よかった」と振り返っている。8月15日は同点で迎えた10回に登板、1回を無失点もチームは延長11回にサヨナラ負けした。

「チームが勝つこと。先発投手に勝ち星がつくこと。それだけです」。常にそう言う森にとって楽天生命パークでセーブを挙げてこそ「リベンジ」といえる。杜(もり)の都でセーブの雄たけびを上げ「苦手」を克服する日を早く見たい。【ソフトバンク担当 浦田由紀夫】