西武辻発彦監督(61)が3日、オンライン取材に応じた。全体練習から自主練習に切り替えちょうど1カ月を経過。失われた開幕で松坂大輔投手(39)が、ローテーション入りする予定だったことを、初めて明かした。日程通りの3月20日開幕であれば本拠地でお披露目のはずだった。幻となったが、コンディション調整を続ける怪物右腕に再び太鼓判を押した。
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幻のままでは終わらせない。辻監督は決めていた。松坂の近況について問われ、開幕ローテについて「普通に3月20日に開幕していたら、第1カードでいく予定でいたから、当然(開幕延期しても)予定はしていますよ。しっかり投げられる状態であればね」。本拠地のメットライフドームで日本ハムとの開幕カードは失われた。それでも延期となった開幕カードで、先発を託す方針を明かした。
2月の春季キャンプからブルペン投球、打撃投手登板、実戦登板、オープン戦と段階を踏む松坂の姿をしっかりと見続けた。同時に開幕ローテ入りを想定。延期を受けコンディション目的で右膝に注射をしたものの「膝の具合がちょっと、全力で走ることがというのがあったけど、それも検査してそんな心配することもなかった。これからどんどん上げていくと思う。大丈夫だと思いますよ」と信頼を寄せる。
7日にはコーチ陣とともに、1カ月ぶりに球場で自主練習を視察する。14日から全体練習を開始する構想を練っていたが、自主練習を延長する可能性もあり、不透明な状況は続く。「1日も早くみんなと一緒にグラウンドで練習したいと思うけど、まだまだそういう状態じゃないところでやきもきしている。ここは本当に選手1人1人のプロとしての力の見せどころ。どこまで自分を追い込んで毎日トレーニングできるかに限る。今年のここまでの経験が選手たちにとって大きな意味をなす」。見えない敵に屈することなく、力強く言い切った。【栗田成芳】