ソフトバンク石川、新フォーム習得へ「課題明確に」

ソフトバンク石川柊太投手(2016年6月7日撮影)

ソフトバンク石川柊太投手(28)が開幕までの期間で新フォームを自分のものにする。

23日、ペイペイドームでの投手野手合同練習でシート打撃に登板。打者8人と対戦しバレンティン、真砂に本塁打を許した。「バッターに投げると自分の情けなさ、甘いなというところが浮き彫りになる。もっとアクセルを踏んでいかないといけないなと思います」。久々の実戦形式だったが、自分に厳しく振り返った。

4月に自主練習期間に入ってから、フォーム修正に取り組んできた。「今までの投げ方だとケガのリスクが上がる。体にかかる負担も違う。体の末端で投げずに、体の連鎖で投げる感じ」。昨年は右肘痛などで1軍登板2試合に終わっており、故障しないフォーム作りを課題としている。

最短開幕の6月19日までは1カ月もない。準備期間は短いが「今までのシーズンみたいに(開幕までに試合数やイニングを)しっかり投げることはできない。1回1回、1球1球課題を明確にしてやっていきたい」と力強い覚悟で臨む。