西武今井3回完全 37球中20球が150キロ超え

西武紅白戦 白組先発の今井は3回無失点の好投を見せた(撮影・足立雅史)

<西武紅白戦:紅組1-3白組>◇30日◇メットライフドーム

西武今井達也投手が紅白戦で150キロ超えを連発し、パーフェクト投球を披露した。

1回の先頭金子から始まった山賊斬り。直球をファウルさせて追い込み、チェンジアップで空振りを誘った。3番森、4番中村と並ぶ強力打線を緩急で打ち取り、3回を無安打。9人で締めた。「自分の長所は真っすぐを投げていくことだと思う。今日の段階では平均して150ぐらいの中で投げていたので、そこはバッターも嫌かなと思うので続けていきたい」。最速153キロ。手応えは十分だった。

37球を投げ20球が150キロオーバー。半分以上で大台を超える球威を発揮した。力感のないフォームから直球をゾーンの四隅に収め、カウントを奪っていく。「自分がどういう投手か見つめ直してたどり着いたところなので。そこは今日確かめてみて、合っていたなという感じですね」。グラウンドから離れたことで自身の投球を俯瞰(ふかん)。スタイルを思い出した。

3月はフォーム修正に苦戦したが、開幕延期によって生まれた時間を無駄にはしなかった。「今日の感覚を忘れずに、もちろんマウンドに上がるまでの準備とかノートに書いたり、忘れないようにして、いい投球をこれからも続けられたらいい」。大きな収穫を得て、プロ4年目の開幕を見据えた。【栗田成芳】

▽西武浜屋(1回無安打2奪三振で開幕1軍に前進)「内角に投げ切れていたのが一番よかった。モチベーションを保つのが難しかったが、1からやっていこうという気持ちだった」

<1回>

(金子)

148見逃し

150ファウル

151ファウル

140空振り三振

(木村)

150ボール

150ボール

150一飛

(森)

151空振り

152ボール

151ファウル

150ボール

140一ゴロ

<2回>

(中村)

148ボール

149空振り

131ボール

147右飛

(川越)

141見逃し

151左飛

(呉)

152空振り

153ファウル

152ボール

152ファウル

120ボール

150ボール

141三邪飛

<3回>

(山野辺)

148右飛

(森越)

132見逃し

135見逃し

150ボール

123ボール

134ボール

152二ゴロ

(柘植)

143見逃し

153ボール

134見逃し

151ファウル

153空振り三振