阪神ボーア覚醒3戦連発、折れたバットに繊細対応

阪神対広島 3回表阪神無死一塁、右越え2点本塁打を放ちポーズを決めるボーア(撮影・前田充)

<練習試合:阪神6-0広島>◇4日◇甲子園

阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手(32)が審判も惑わす弾丸ライナーで3戦連続本塁打を記録した。

「4番DH」で先発し、3回無死一塁の第2打席。カウント1-3から先発薮田の内角高め147キロ直球を強振して引っ張った。低い弾道の打球は右翼ポールに一直線。はね返ったボールがフェアゾーンに転がり、プレーが続いてボーアは二塁にストップしたが、審判が協議した結果、本塁打となった。

「ファウルになるかと思ったけど、ポールに当たって良かったよ。とてもいいスイングができたね。バットが折れたことに気づいて、途中でバットを代えて打ち直して良かったよ」

実は2打席目、2球目のファウルでバットが折れていたがすぐには気づいていなかった。3球目ボールを選んだ後に気づき、急いでバットを交換。結果、繊細な感覚が本塁打につなががった。

練習試合が再開された2日まで実戦17試合、43打席でノーアーチだった主砲だが一気に覚醒。2日に来日1号を右翼席に放つと、3日はバックスクリーン左へ2試合連発。この日の弾丸ライナー弾で3戦連発となった。