ロッテ井口監督が鳥谷の起用法言及、守備では評価

ロッテ対楽天 8回裏ロッテ1死一塁、三ゴロ併殺に倒れ厳しい表情で引き揚げる鳥谷(撮影・垰建太)

<練習試合:ロッテ6-2楽天>◇5日◇ZOZOマリン

ロッテ井口資仁監督が5日、3月に入団したベテラン鳥谷の起用法について言及した。楽天戦に「5番遊撃」でスタメン出場。打席では安打が出ずにいるが、守備では前後左右に軽快な動きを見せた。

指揮官は、打球処理以外の部分にも注目。「(三塁の)安田の守備位置も全部指示してくれていた。あえて(若手主体の)今日(遊撃に)入れた意味も分かってくれているなと思った」と評価した。

遊撃は3年目藤岡が好調で、鳥谷の開幕レギュラー獲得は容易ではない。同じ左打者で、複数ポジションを守れるルーキー福田光もいる。井口監督は、三塁レアードや一塁井上の守備固めも含め「鳥谷はいろいろなポジションを含めて、やってもらいたい」と想定している。「6・19」まで約2週間。まずはバットで存在感を示して、開幕1軍を決定づけたいところだ。