阪神ガルシア、強力ソフトB打線封じ開幕ローテ確実

阪神対ソフトバンク 1回表ソフトバンク2死二塁、ガルシアはバレンティンから三振を奪う(撮影・加藤哉)

<練習試合:阪神2-1ソフトバンク>◇7日◇甲子園

阪神オネルキ・ガルシア投手(30)が4回1安打無失点と好投し、開幕ローテーション入りを確実にした。

立ち上がり、先頭の上林に右越えの二塁打を許したが、1死後に3番柳田、4番バレンティンを連続三振。「初めマウンドに上がったときは変な感じがあったけど、初球を投げてからはいつも通り投げられたよ」。その後は四死球で出塁を許したのみで、強打のソフトバンクに二塁を踏ませなかった。

地道に歩んできた成果だった。2月の春季キャンプ序盤。左肩のコンディション不良を訴え、実戦から遠ざかった。3月は2軍調整を強いられ、開幕は絶望的だった。それでも「焦らず、1日1日と思ってやってきた」と自分に言い聞かせてきた。「ファームでトレーナーさんにしっかりトレーニングをさせてもらって、こういう結果が生まれた。すごく感謝しています」。昨年10月11日に巨人とのCSファイナルステージに登板して以来、240日ぶりの実戦。ブランクを感じさせない完璧な投球で、日本一打線を手玉に取った。

今季からは登場曲にFoorinの「パプリカ」に選び、メロディーに乗って真っさらなマウンドへ向かった。「去年すごく気に入って、ずっと聞いていたんだ。私は娘が2人とも好きで(娘たちも)歌っているのでこの曲にしたよ」。テンションをマックスにして、必死に腕を振り続けた。

矢野監督は「しっかり結果で示してくれた意味のある登板だった。もちろんローテーション、先発で考えていくような投球だった」とガルシアを評価した。甲子園での練習試合6連戦は終了。先発6人がそれぞれ結果を残し、開幕ローテが固まった。「もちろん準備はできている。次の登板でもしっかり結果が出ることを願ってるよ」。18年の13勝左腕が、滑り込みで開幕に間に合わせた。【只松憲】