<練習試合:ヤクルト5-3日本ハム>◇9日◇神宮
ヤクルト村上宗隆内野手(20)が、神宮の青空に“未来予想図”を描いた。体調不良からの復帰初戦、練習試合日本ハム戦に4番指名打者でスタメン出場。いきなり初回、初スイングで先制の3ランを右翼スタンド中段まで運んだ。高卒3年目、弱冠20歳で座る4番の椅子。昨季のセ・リーグ新人王が、シーズン開幕に向けて完全復活を印象づけた。
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◆20歳の村上が今季狙う記録 本塁打王の最年少タイ記録がある。過去に20歳で本塁打王を獲得したのは1リーグ時代の36年秋藤村富(タイガース)40年川上(巨人)42年古川(名古屋)とパ・リーグの53年中西(西鉄)の4人。20歳の村上が獲得すれば5人目で、セ・リーグでは55年町田(国鉄)の21歳を抜く最年少記録になる。打点王の最年少記録は1リーグ時代の39年川上と43年青田(巨人)の19歳だが、セ・リーグ記録は58年長嶋(巨人)と62年王(巨人)の22歳。セ・リーグ最年少打点王も狙える。40本塁打と100打点も達成すれば最年少だが、こちらは試合数が減って厳しくなったか。
◆19年村上記録メモ 高卒2年目に36本塁打は53年中西(西鉄)に並ぶタイ記録で、96打点は53年中西の86打点を抜いて最多記録。中西の2年目は20歳だったが、村上は00年生まれで2年目でも19歳。86年清原(西武)の31本塁打と78打点を抜き、10代のシーズン最多本塁打と最多打点をマークした。また、8月12日DeNA戦では53年森下(南海)の19歳7カ月を抜く史上最年少の19歳6カ月でサヨナラ本塁打。7月3日広島戦で満塁本塁打を打っており、10代で満塁とサヨナラの両本塁打を打ったのは史上初めてだった。