オリックス吉田正尚「悪いとき短く」で上昇気流1号

ソフトバンク対オリックス練習試合 3回表オリックス1死二塁、吉田正尚は右越えに先制の2点本塁打を放つ(撮影・今浪浩三)

<練習試合:ソフトバンク5-7オリックス>◇10日◇ペイペイドーム

オリックス吉田正が今季の対外試合1号を放った。3回1死二塁で石川の145キロを強振。ライナー性の打球は失速することなく右翼ポール付近の中段席に突き刺さった。

「高めのストレートに対し、しっかりと強く自分のスイングをすることができました。1球で仕留められたのでよかったです」

2月21日の紅白戦で山岡から本塁打を放った後は不発が続いた。宮崎キャンプ中の練習試合3試合、オープン戦12試合、練習試合は再開前後合わせて8試合で本塁打はなかったため今季24試合目での初アーチとなった。「あまり意識はしていませんでした。シーズンも近いので、自分が納得できるスイングで内容と結果がついて来たらいい」。久々のダイヤモンド1周を終え、ベンチに戻ると笑顔でバットをさすった。

対外試合1号の特大アーチを描いたが、見据えるのはやはりシーズン。「ここでバンバン、ホームランを打っても逆に怖い。(調子の)波はある。悪いときを短く、良いときを長く。それが数字にもつながる」。敦賀気比で甲子園を経験した男が気温の上昇とともに調子を上げてきた。【真柴健】