オリックス16残塁「かなりチャンスは…」西村監督

オリックス対楽天 7回、交代を告げる西村監督(左)。右は空振りの三振に倒れたT-岡田(撮影・前岡正明)

<オリックス1-2楽天>◇20日◇京セラドーム大阪

西村オリックスが11安打8四球も1得点に終わり、開幕2連敗を喫した。

1-1で今季初の延長戦にもつれ込んだが、10回2死一、二塁で、1回に先制打を放ち、三塁から一塁に回っていた中川が痛恨の適時失策で決勝点を献上してしまった。12年から9年連続の開幕カード負け越しが決定。パ・リーグで白星なしはオリックスだけだ。

決定機はあった。同点の9回は1死満塁とサヨナラのチャンス。6番大城の代打・小島は空振り三振。後続も倒れて絶好機を逃し、延長戦に突入した。西村徳文監督は「これだけチャンスを作ったわけですから。かなりのチャンスはあった。(得点があれば)最後もこういう展開になってないでしょうから…」と16残塁を悔やんだ。10回は捕って、ベースを踏めば負けはなくなるシーンでまさかのトンネル。指揮官は「終盤に、しっかりしていかないと…」と厳しい表情で話した。