阪神ボーア15打席連続無安打、バース1年目に並ぶ

ヤクルト対阪神 1回表阪神2死、ボーアは左飛を放つ(撮影・加藤哉)

<ヤクルト1-4阪神>◇23日◇神宮

阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)が「バースの再来」を演じてしまった。2打席凡退で迎えた6回無死一、二塁。ヤクルト2番手中沢と対戦し、スライダーを空振り三振した。来日初打席から15打席連続無安打。同じ左打ちの大砲バースの1年目と並んだ。

ボーアは左腕相手に2月の実戦から22打数無安打となり、深刻な左投手アレルギーを露呈する。開幕巨人3連戦を12打席無安打。この日も速球を打ち損ねてファウルにする場面もあり、まだ快音は遠い。

バースは来日1年目の83年、初打席から15打席連続無安打。16打席目にようやく安打が出るなど、苦しみを味わっていた。だが、その後は持ち直して、シーズン113試合で35本塁打をマークした。ボーアも試行錯誤が続くが、同様の上昇カーブを期待したいところだ。