辻監督バンデンに脱帽…西武危うく20年ぶり不名誉

西武対ソフトバンク 9回裏西武1死、空振り三振に倒れた源田(左端)を首をかしげながら見つめる辻監督(左から2人目)(撮影・足立雅史)

<西武2-4ソフトバンク>◇25日◇メットライフドーム

西武は20年ぶりの不名誉をまぬがれた。相手先発バンデンハークに7回まで無安打。8回に山川が執念の内野安打で出塁し糸口をこじ開けた。ノーヒットノーランとなれば、西武にとって00年以来(近鉄エルビラ)だった。

辻発彦監督は「あれだけストライク先行されて、変化球も乱れることなくきっちり投げられたらそう打てるもんじゃないね。本当にヒット1本も打てないんじゃないかと思うぐらい球数も少なかった」と脱帽。「明日から3つ(3連戦)だと思ってやるしかないでしょ」と切り替えた。

▽西武栗山(バンデンハークに)「真っすぐが強かったし、いつでもストライクが取れていました。数少ない甘い球を仕留め切れなかったので、このような結果になってしまいました」

▽西武本田(バレンティンに2被弾)「1本目はボール先行からフルカウントになって最後ストライクを取りにいった球。2本目は初球の真っすぐを捉えられてしまいました。結果論ではありますが、2本とも打たれずに済んだのでは、と悔いが残ります」