ソフトバンク柳田2番弾は空砲「少しだけ詰まった」

西武対ソフトバンク 1回表ソフトバンク無死一塁、柳田は先制の中越え本塁打を放つ(撮影・足立雅史)

<西武8-7ソフトバンク>◇27日◇メットライフドーム

ソフトバンク柳田悠岐外野手の「2番弾」は空砲に終わった。昨年8月23日ロッテ戦以来、今季初めて2番で先発。

初回先頭の栗原が四球で出た後に、第1打席で中越えの2号先制2ランを放った。「少しだけ詰まりましたが、自分の良いスイングができました」。20日ロッテ戦以来6試合ぶりの1発だった。今季、2番起用は練習試合で1度あったのみ。この日の打線に工藤監督は「(1番の)栗原君がいい形で出塁しているので、それをつなげてもらう、ピッチャーにプレッシャーをかけられるように」と説明。狙い通りの初回攻撃になった。

柳田自身はまだ打率2割3分台だが出塁率は4割と高水準。打ち急がずに四球を選び、打線の軸として我慢している。6月練習試合で12戦6本と打ちまくったペースからすれば物足りないが、開幕前に「今が一番いい」と話した状態の良さを取り戻してきた。