阪神能見、痛恨の満塁被弾で防御率は10・38に

中日対阪神 7回裏中日1死満塁、アルモンテの放った満塁本塁打を見上げる能見(撮影・上田博志)

<中日5-0阪神>◇30日◇ナゴヤドーム

阪神能見篤史投手の今季チーム初となる満塁被弾で試合は決した。0-1の7回に2番手で登板。1死から2四球と大島の安打で満塁を許し、アルモンテに初球の直球を左翼席へ運ばれた。

能見が満塁弾を浴びたのは、07年4月29日の広島戦で広瀬に打たれて以来。10試合で早くも5度目の登板で通算5失点となり、試合前2・25だった防御率は10・38にふくれあがった。ベテラン左腕にとって痛恨の1球、被弾になった。1死走者なしでフルカウントから代打武田の内角を厳しく突いた直球がボールになった際、珍しくポーカーフェースをほどいて何かつぶやく場面があった。