ソフトバンク東浜が粘投1勝「綱渡り」高谷に感謝

日本ハム対ソフトバンク 試合後、高谷を笑顔で出迎える東浜(中央)(撮影・黒川智章)

<日本ハム1-4ソフトバンク>◇3日◇札幌ドーム

ソフトバンク東浜巨投手が粘りに粘って今季初勝利を手にした。5回4安打1失点。2回以外はすべて走者を置いての投球で、顔が大粒の汗でいっぱいになりながら踏ん張った。6回に味方打線の逆転で白星。「この投球で勝ちをつけてもらったチームに感謝したい」と野手陣に頭を下げた。

苦しかったが、109球にエースとしての意地を込めた。1回に1点を許したが、3回は無死満塁、4回は1死一、二塁、5回は無死一、二塁と、ピンチの連続にもくじけなかった。「綱渡り状態だった。(捕手の)高谷さんにうまく引っ張ってもらった」とこの日今季初スタメンマスクのベテラン捕手にも感謝した。

初体験の開幕戦から3試合目。まだ本来の投球ではないが、白星がついた。「次はボクの投球で勝ったと言われるようにしたい」。来週こそ、大きく胸を張るつもりだ。

▽日本ハム小笠原ヘッド兼打撃コーチ(2回以降無得点だった打線に) (東浜に)なかなかいいところに投げられたり、うまくとらえることができなかった。