オリックス鈴木優4回7失点降板「バランス崩した」

オリックス対日本ハム2回表日本ハム2死一、二塁、近藤に右越え3点本塁打を打たれ打球の方向を見る鈴木優(撮影・前岡正明)

<オリックス4-10日本ハム>◇8日◇京セラドーム大阪

オリックス鈴木優投手(23)が今季2度目の先発で日本ハム打線の猛攻に遭った。

1回は3者凡退の好発進。2回、先頭中田に四球を与えてリズムが狂う。この日はツーシームの制球が不安定。2死から宇佐見、中島に連続タイムリーを浴び、さらに満塁のピンチを招いて大田に左前2点適時打を許すと歯止めがきかない。近藤には初球の低め直球をすくわれ、右翼に3ランを被弾。1イニング7失点の惨状だった。この日は4回7失点で降板した。

「自分の思っているところから少し外れてしまっていたことで、ストライクゾーンに入れようと小細工をしてしまい、バランスを崩してしまった。マウンド上でなんとか修正しなければいけませんでしたし、しっかりと腕を振ってゾーンで勝負しなければいけませんでした」

今季初先発だった前回登板の1日西武戦(メットライフドーム)は5回無安打無失点の快投でプロ初勝利をマーク。都立高(雪谷)から直接プロ入りした投手として、球界で初めて白星を挙げていた。この日はリズムをつかみきれずに降板した。6日に「次に勝ってこそ、前回の勝利が意味あるものになる。打者1人1人に集中して楽しみながら投げていきます」と話していたが、3連勝中の勢いを生かせなかった。