日本ハム吉田輝星2軍戦3回0封、栗山監督も高評価

イースタン・リーグ 日本ハム対DeNA 先発で3回無安打無失点5奪三振と好投した日本ハム吉田輝星(撮影・木下大輔)

<イースタン・リーグ:日本ハム5-6DeNA>◇19日◇鎌ケ谷

日本ハム吉田輝星投手(19)が今季初昇格へ前進する快投を見せた。19日、イースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)に先発し、3回無安打無失点5奪三振と好投。安定してきた投球フォームから繰り出す直球の威力が抜群で、内容も上々だった。

今季初めて有観客試合となった鎌ケ谷に詰めかけた562人の観衆の声援も力に変え、報告を受けた栗山監督からも高評価を得た。

   ◇   ◇   ◇

吉田輝は立ち上がりからエンジン全開だった。初回先頭のDeNA石川を真っすぐ2球で追い込むと、3球目はこの日最速の146キロ直球で見逃し三振。「やっぱり(ストライク)カウントを取ったら全力で腕を振っていく真っすぐ。だいぶ感覚がいいですね」。プロ入り後も愚直に追い求めてきたストレート勝負で勢いに乗り、3回無安打無失点5奪三振と快投した。

投球フォームが固まり、伸びる直球という特長が常時発揮できるようになってきた。雨天が多い中でも投球練習は欠かさずに行ってきた。時には100球以上の投げ込みも敢行。「投げて筋肉を付けた方がピッチングに直で関係する」と、下半身を使って投げる動作を反復することで「力感なくリリースと体重移動だけを意識して投げられている」。直球に力強さと制御力もつき、高めに浮くことも減少したことで、フォークも有効的なウイニングショットとして進化した。

札幌ドームで映像を確認した栗山監督は「今日はボールの質がよかったよね、明らかに」と高評価。加えて「まず長いイニングを投げないといけない。あれが普通にならないといけない。それを待っている」と高い期待を示した。

この日は他の投手との兼ね合いで3イニング限定だったが、次回登板はイニング制限はない見通し。吉田輝は「次の登板までに中6日とか最低でも空くので、そのうち4日とかは(投げ込みを)しっかり続けていきたい」。進むべき道が開けた期待の右腕が、今季初昇格へ加速していく。【木下大輔】

▽日本ハム荒木2軍監督「よかった。真っすぐがしっかり投げられていた。あとは変化球の精度。真っすぐだけなら、1軍に上げてもいいのかなという質になってきた」

▽日本ハム加藤2軍投手コーチ「7回、8回くらいまで今日のように投げられたら(昇格の)推薦を出しますよ。真っすぐが良くなっている。去年まで全力で投げていたものが、バランスで投げられるようになってきた。力を入れた時に低めに来るようになってきた」