阪神近本が復調示す3度目猛打賞「プラス材料」監督

阪神対DeNA 8回裏阪神無死一塁、右前安打を放つ近本光司(撮影・上田博志)

<阪神3-7DeNA>◇1日◇甲子園

阪神近本光司外野手が、DeNA今永に苦戦する打線のなかで孤軍奮闘した。

復調ぶりを示したのは1回だ。150キロ速球を痛烈なゴロで中前へ。球威がある高めの球にも負けず押し返した。打撃は上昇気配を示しており、3度目の猛打賞をマーク。7月に長らく1割台だった打率を、今年最高の2割4分4厘まで戻した。

矢野監督は「チカが出たら盗塁を想像して、警戒するところではキーになる選手。チカの当たりが出てきているのはプラス材料」と評価した。この日は塁上に立つと脚力も光り、1試合2盗塁。今季12個目の盗塁を積み上げ、セ・リーグトップを独走する。リードオフマンが本調子になれば、得点力アップにつながる。