楽天則本昂大「援護もらったのに」今季最短3回KO

西武対楽天 1回裏西武無死一、二塁、外崎の犠打を三塁に送球する則本(撮影・河田真司)

<西武13-8楽天>◇14日◇メットライフドーム

楽天は序盤に打線が先発則本昂大投手を強力援護した。だがエースが1~3回のリードをふいにした。茂木の2ランで先制した初回は、裏に3安打と自らのバント処理悪送球で3失点。再び茂木の3ランで逆転した2回も裏に2失点。再度リードして迎えた3回裏もメヒアに同点弾を被弾した。今季最短の3回KOに「援護してもらったのに申し訳ないです」とうなだれた。

開幕から3連勝したが、7月17日の西武戦で5回5失点して初黒星を喫してから3連敗。10日には楽天生命パークのマウンドで約30分間フォームチェックしたが成果は出なかった。伊藤投手チーフコーチは「(不調の要因は)メカニックですね。ボールに角度がなく、開きも早くなってしまっている。体調面は関係ない」と分析。2軍調整の可能性は否定した。楽天の連勝は3でストップ。ソフトバンクと並んでいた首位の座から2位に後退した。

▽楽天三木監督(4連敗の則本昂について) カウントを有利に進められなくて(ストライクを)取りにいった球を打たれるという良くない形になってしまった。こういう状況をしっかり自分自身で整理して、しっかり調整して次の登板に向かってもらいたい。