スアレス阪神初勝利「考えられる投手なんで」監督

阪神対ヤクルト 9回表ヤクルト2死一、三塁、代打坂口智隆を三飛に打ちとりガッツポーズするロベルト・スアレス(撮影・上田博志)

<阪神2-1ヤクルト>◇1日◇甲子園

阪神の守護神ロベルト・スアレス投手がヒヤヒヤのタテジマ初勝利を挙げた。

同点の9回から登板。先頭山田哲に左翼線二塁打を浴びるなど1死二、三塁のピンチを背負った。だが、エスコバーを155キロで三ゴロに仕留めると、なお2死一、三塁から代打坂口を三飛。サヨナラへの流れを引き寄せた。「ピンチを背負ったけど、いつも通り1人1人、1つ1つアウトを取っていく気持ちで投げた。自分よりもチームが勝ったことがうれしいよ」。矢野監督も「やっぱり球の力と、ただ目いっぱい投げるんじゃなくて、考えられる投手なんで助かってます」と感謝した。