阪神痛恨の大敗 藤浪11失点で首位巨人と7・5差

阪神対巨人 5回表巨人2死二、三塁、亀井に中前2点適時打を打たれ降板の藤浪(中央)は交代の能見(手前右)に頭を下げる(撮影・上山淳一)

<阪神2-11巨人>◇5日◇甲子園

阪神が今季ワーストタイの11失点を喫し、痛恨の大敗だ。先発藤浪晋太郎投手(26)の乱調がすべてだった。

細かい制球を欠き、甘い球をことごとく痛打された。5回途中を9安打6四球で、阪神投手では史上初の1試合11失点の惨状だ。これまで18年のメッセンジャーらの10失点がワーストだった。藤浪は16年以来、4年ぶりの巨人戦勝利を目指したが、痛恨の返り討ちに遭った。

チームは勝負の13連戦中。救援陣を早いイニングからつぎ込めない事情もあり、藤浪が125球を投げた末に不名誉な記録になってしまった。首位巨人を2位で追うが、7・5ゲーム差に広がった。