阪神矢野監督が執念采配 大山に犠打、同点5回岩貞

阪神対広島 3回裏阪神無死一、二塁、送りバントを決める大山悠輔(撮影・上田博志)

<阪神7-6広島>◇13日◇甲子園

阪神矢野燿大監督(51)が執念の采配を連発した。3回、同点に追いつき、なおも無死一、二塁。前日12日に18号3ランを放っていた主砲の大山に送りバントを命じた。投前に転がす今季初犠打で二、三塁に好機を拡大。広島は高橋樹に継投したが、ボーアが中前タイムリー、糸井が左前タイムリーで応え、2点を勝ち越した。

2点リードに転じた4回は先発藤浪が連打と四球で1死満塁のピンチを背負うと継投へ。2番手馬場を投入した。大盛に右翼線へ同点適時二塁打を浴びて、試合は振り出しに戻った。同点の5回からは、通常、勝ち試合終盤に投げる岩貞を登板させた。週明け15日からは東京ドームで巨人3連戦を控えており、攻めのタクトで白星を奪いに行く。