ドラフト候補三菱パワー・伊藤5回3失点「悔しい」

ENEOS対三菱パワー 先発した三菱パワー・伊藤(撮影・柴田隆二)

<都市対抗野球:ENEOS5-3三菱パワー>◇16日◇西関東予選代表決定リーグ戦◇横浜

今秋ドラフト上位候補で三菱パワーの最速155キロ右腕・伊藤優輔投手(23=中大)は、チームを本戦に導くことができなかった。

先発して5回を投げ5安打3三振3失点。高めに抜けた球が多く、得意の力のある真っすぐが決まらなかった。「初回から飛ばしていき、球数が多くなった。高めに浮いた球に手を出してくれたら、と思ったんですが…。エースとして最低でも7回は投げたかった。それができなかったことが悔しい」と淡々と振り返った。

三菱パワーは9月1日付で社名を「三菱日立パワーシステムズ」から変更。来年からは各地に4チームある三菱重工の硬式野球部を横浜と神戸・高砂の2チームに再編することが決まっている。後藤隆之監督(50)は「三菱パワーとして最初で最後の都市対抗本戦に出場できない。それだけが残念。統合によって、来年はもっと強いチームを作る。それを見ていただければ…」と悔やんだ。