東大・小宗が好投 元ヤクルト松岡氏サイド転向勧め

法大対東大 5回表から登板した東大・小宗(撮影・横山健太)

<東京6大学野球:法大10-1東大>◇20日◇第1週第2日◇神宮

連敗が49に伸びた東大だが、サイド左腕の小宗創投手(3年=武蔵)が好投した。

1-8の5回に3番手で登板すると、この試合初めて3者凡退。6回も3人で終えた。7回は四球も絡み1点を失ったが、3回1安打1失点、三振は1つ奪った。

以前はスリークオーターから投げていたが、昨秋リーグ戦後に肩痛を発症。そのことがきっかけで、当時、投手コーチを務めていた元ヤクルトの松岡弘氏からサイド転向を勧められた。「それがはまったのかなと思います。もともとスリークオーターなので、自分では、そんなに変わった感じはありません。ただ、カーブが横滑りするようになり、良かったです」。

井手峻監督(76)は「(サイド左腕は)特に左打者に有効ですが、小宗は右打者にも投げられる。春のオープン戦までは先発をしていた。戻ってもらいたい」と、先発起用の可能性も示唆した。

▽東大・井手峻監督(4回までに8失点し連敗)「攻撃の形はできたが、投手は目指しているクオリティースタートに失敗した。先発がやられても、その次が抑えれば何とかなる。2番手がカバーできなかった」