阪神が尼崎に2軍本拠地移転案、25年春にも運用

鳴尾浜球場の外観(2020年4月14日撮影)

阪神が兵庫・尼崎市内の小田南公園に2軍の本拠地を移転するプランを進めていることが2日、分かった。

尼崎市の市議会議員数人がSNSにアップした資料は誘致を目指す同市に応える形で阪神側が提案。今後は周辺住民へのアンケートや説明会を行う予定で、早ければ21年3月に協定書を結び、25年3月に運用を開始するとなっている。イメージ図では客席付きのメイン球場とサブ球場、多目的運動広場のほか、室内練習場、選手寮が示されている。

全施設を阪神グループが整備した後、北側敷地の都市公園施設を尼崎市に寄付し、小田南公園内の施設に係る維持費などは市が一定の経費を負担するという。

現在の2軍本拠地である鳴尾浜は94年10月に室内練習場、合宿所を併設して兵庫・西宮市内に完成した。最大収容人数は500人で、敷地の問題もあって大がかりな客席の増設は不可能だという。球団は以前から将来的な2軍施設の移転を検討していた。

▼鳴尾浜球場 阪神が兵庫・西宮市鳴尾浜に建設した2軍施設。両翼96メートル、中堅120メートルと甲子園と同サイズで観客収容人数は500人。室内練習場、若手選手が生活する合宿所「虎風荘」を含めた施設全体の総称は「虎の穴」を意味する「タイガース・デン」。同尼崎市にあった浜田球場が手狭で、甲子園七番町にあった合宿所も老朽化していたことから移転構想が進み、総工費19億円をかけ94年10月に完成した。