西武メヒア応えた1発 外崎「ホームラン打って」

ロッテ対西武 ロッテに勝利し、ファンの声援に応える西武メヒア(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ0-1西武>◇2日◇ZOZOマリン

力と力の真っ向勝負が勝敗を決めた。0-0の延長10回無死。ロッテ沢村拓一投手(32)が150キロ直球を左翼席へ運ばれる痛恨の1発を被弾。移籍後初黒星を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差は2に開いた。打った西武エルネスト・メヒア内野手(34)は、4番の意地のフルスイングで決勝弾。負ければ自力Vの可能性が消滅するチームを勝利に導き、上位争いに踏みとどまった。まだまだパの熱い戦いは続く。

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西武メヒアの思考回路はシンプルだった。「ホームランは頭の中にありました。今年延長戦が10回までということも分かっていた。1点を取るということを意識して打席に入りました」。沢村の2球目、150キロの直球をとらえ、高々と上がった打球は左翼席へ。捕手の嘆く声を尻目に、ダイヤモンドを1周した。両チーム0行進のスコアボードに、10号ソロで決勝V打の1点を記した。

対沢村は3度目だった。巨人時代の交流戦で16年と19年に1打席ずつ対戦し、いずれも凡退。打てなかったイメージは消し去り「初めての対戦ではない。でもしばらく対戦がなかったから、具体的に考えるよりは力強い球を投げることは分かっていたから、振り負けないように意識した」。2ケタ本塁打は3年ぶり。苦しむ山賊打線で、存在感は日に日に増している。

延長直前に外崎から「ホームラン打ってくれ」と言われ、4番の仕事を遂行。帽子には先月亡くなったおじのイニシャル「CM」と刻んで臨む。「ラインアップに自分の名前を戻すことができて、毎日試合に出られていることが一番自分にとって重要。信頼してくれている首脳陣には非常に感謝しています」。負けた時点で自力Vが消滅する今カード。来日7年目の助っ人が、パの灯を絶やさない。【栗田成芳】

▽西武辻監督(延長戦を制して2連勝)「メヒアさまさまです。非常にいい形で、勢いが出るような勝ち方。明日もこういう感じでいけたらいい」