阪神西勇輝「絶対勝つと思ってた」宿敵巨人に3連勝

阪神対巨人 お立ち台で笑顔をみせる大山(左)と西勇(撮影・清水貴仁)

<阪神4-1巨人>◇2日◇甲子園

阪神西勇輝投手(29)が巨人相手に3連勝を挙げた。「こうやって首位をたたいて(カード)頭を取るってことは、すごくいいことかなと思います」。8回のうち5回で3者凡退。得点圏に2度走者を背負ったが、初回は岡本を併殺打、4回は大城を力ない遊飛と、いずれも初球で次打者を打ち取った。ウィーラーに1発を浴びたが、8回5安打1失点。狙い通りの投球で巨人打線を手玉に取った。

初回先頭の吉川尚を見逃し三振に仕留め、通算1500投球回を達成。「長く投げないと取れない数字だし、歴代いろんな先発の方が何人もクリアしてきたなかで、最低限クリアしたい数字だった」。こだわってきた節目をチームトップの8勝目で飾った。

昨年も西勇が誇りにしたのは、チーム唯一の10勝より172回1/3というイニング数だった。「勝ち星は誰でも挙げられるけど、イニング数は先発しかないもの」。昨季は1試合平均6・63回。今季はここまで平均7・25回と大きく上回る。着実に積み重ねながら、まだまだ進化を続けている。

移籍1年目の昨季はセ・リーグで巨人戦だけ勝てず2敗したが、今季は3勝0敗とセ界最強のGキラーに化した。ベテランの思いも背負い、強気にマウンドに立っている。「球児さんも言ってましたし、絶対勝つんだって気持ちが大事なこと。最後すごくいい展開、球児さんが投げられる展開まで持っていきたいなと、チームみんな思ってます」。前日1日の2軍戦。現役引退を表明後初めて登板した藤川が「伝統の一戦」への熱い気持ちを改めて口にしていた。藤川が戻る日まで、そしてシーズン最終戦まで、戦いを諦めない。【磯綾乃】