駿河台大いだてん樋口が横っ跳び、二塁の守備で輝き

共栄大対駿河台大 6回表共栄大1死、島沢の打球を好捕する樋口二塁手(撮影・柴田隆二)

<東京新大学野球:共栄大4-0駿河台大>◇第5週第2日◇4日◇岩槻川通球場

駿河台大のいだてんがプロ入りを目指す。樋口正修内野手(4年=北本)は、50メートル走を5秒9で駆け抜ける。「一番の持ち味は足です」と自信を持つセールスポイントだ。高2までは50メートル6秒7と目立たない数字だった。階段をつま先立ちで上るなど、日常生活から足を鍛えて俊足を手に入れた。

この日のリーグ戦では4打数1安打と打撃と走塁でアピールできなかったが、二塁の守備で輝きを見せた。6回、一、二塁間を抜けそうな打球を横っ跳びで捕球して、アウトに。7回には右前に落ちそうな飛球をジャンプしてつかみ取った。俊足を生かした守備で、守りを支えた。

プロ志望届は提出済み。「指名されたらうれしいです」と、期待と緊張を持ちながら、26日のドラフト会議を待つ。