千賀因縁の地へ「西武は本当に面白いことが起こる」

練習の合間にナインと話をする千賀滉大(撮影・梅根麻紀)

ソフトバンクのエース千賀滉大投手(27)が「因縁の地」でチームを5連勝に導く。

6日西武戦(メットライフドーム)に先発する右腕は5日、ペイペイドームでの投手練習で調整。「西武は本当に面白いことが起こるので…。明日は普通に、無事に終わってほしい」と心境を明かした。

メットライフドームで18年は首位西武を2位で追いかけていた9月に2度登板し、いずれも大量失点で敗戦。西武に逃げ切られ、優勝を逃す一因にもなった。昨年は首位で2位西武とぶつかった8月末の登板で敗戦投手になった。9月の登板でリベンジして優勝マジックを点灯させたが、チームは最終的に西武に逆転優勝を許した。

一方で「10月の所沢」は負け知らずだ。昨年、一昨年といずれも2位からCSファイナルステージで敵地に乗り込み、勝ち投手になった。酸いも甘いも味わってきた舞台で今季はこれが初登板。「いいときも悪いときもあるので、なんとも言えないですけど。やるべきことをしっかりやるというのは変わらない」と力強く話した。

今季は開幕前に右前腕部の張りが出たこともあり、半月ほど出遅れた。それでも6回1/3以上を投げれば規定投球回に乗るところまできた。「そこまで意識はないけど、いい投球をすれば乗るということ。自分の投球を表現できれば」。西武3連戦の後は本拠で今季4勝10敗1分けと苦手にしている2位ロッテを迎え撃つ。直接対決へ向けて、エースがチームを勢いづける。【山本大地】

<千賀とメットライフドーム>

◆18年シーズン 3・5ゲーム差の2位で首位西武を追いかけていた9月15日に先発したが、5回途中7失点でKO。そのままチームは3連敗を喫し、西武に優勝マジック点灯を許した。同28日も7回途中5失点で敗れた。

◆18年CSファイナルS 西武のアドバンテージ1勝を合わせ、○●の1勝2敗で迎えた第3戦を託され5回1失点で勝利。そこからチームは3連勝で日本シリーズ進出を決めた。

◆19年シーズン 首位で乗り込んだ8月30日に7回4失点で黒星。2位西武に1ゲーム差に迫られ、勢いづかせてしまった。9月12日には8回1失点でやり返し、ソフトバンクに優勝マジックを点灯させたが、最終的にはは西武の逆転優勝で終わった。

◆19年CSファイナルS 2連勝で迎えた第3戦で8回0封の快投。スイープでのCS突破に貢献した。