中日大野雄大投手(32)が、自然体で球団19年ぶりの年間5完封に挑む。7日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に先発予定の左腕は5日、ナゴヤドームで調整。マウンドを利用して45球の投球練習も行った。
今季5度目の完封勝利を決めると、球団では2001年(平13)野口茂樹以来。球界でも18年巨人菅野(8完封)以来になる。「5試合連続完投したときと同じように、チームの勝ちが大事。完投、完封にはこだわっていない。無理に130球を投げて、次(の登板)にどうなんや、ということにもなる」。チームの勝ちを追求した上で、完封できれ最高のシナリオだ。
前回9月30日の阪神戦(甲子園)では今季最少107球の完封で7勝目をマーク。「いかにバッテリー有利なカウントで対戦するかを意識している。それが自信になりどんどんストライクゾーンで投げられている」。今季15戦8完投の内容通り、序盤から自分のペースで試合を運べば、5完封も現実味を帯びる。
チームは4位ながら3位DeNAと0・5差。7年連続Bクラスからの脱却も見えている。「ええとこまで行ってダメだったら、ここ7年とかわらない。1つの勝ちの重みが変わっている。自分の投げる試合は確実に取っていきたい」。球団では1961年(昭36)権藤博の12完封が最高だが、年間5完封は野口以前に93年山本昌、89年西本聖らが達成。球団史に名を刻むエース道を駆け上がる。【伊東大介】