セ投手故障続き…原監督「DH制を使うべきだった」

巨人原辰徳監督(2020年9月19日)

巨人原辰徳監督は、かねて主張してきたセ・リーグの「DH制」導入についても特別な思いがある。

「今年は絶対にDH制を使うべきだった。これだけけが人が出ている。ピッチャーはピッチャーに専念できる。バッターはどこかで10人で、休ませながらできることもあった。特別な年だから何でやらなかったか。先発ピッチャーが調整不足だから、何人もケガしたでしょ」。

巨人は各投手の球数を抑えるなど、先発陣に長期離脱者はいない。一方でセ・リーグ全体ではDeNA今永、広島大瀬良ら各球団のエース格が離脱した。巨人だけ良ければいいのではない。「練習してはいけない環境で急激につくった。ルールをつくる人が現場の気持ちになり、現場の声を聞いて欲しい」と求めた。

本来はDH制導入でレギュラーが1人増え、野球を志す少年など底辺拡大にもつながると考える。「打倒パ」へ投手力、打撃力の向上も必要と主張してきた。