故高木守道氏長男が追悼試合で始球式「本当に光栄」

中日対巨人 ファーストピッチセレモニーで投球する高木守道氏の長男道彦さん(撮影・鈴木みどり)

<中日-巨人>◇10日◇ナゴヤドーム

1月に78歳で死去したOBで元監督高木守道氏の追悼試合が行われ、セレモニアルピッチのマウンドに長男・道彦さん(43)が上がった。

打者、捕手は94年の10・8決戦にスタメン出場したアロンゾ・パウエル巡回打撃コーチ、中村武志1軍バッテリーコーチが務め、スタンドからどよめきも起こった。道彦さんの球が中村コーチの構えるミットにきれいに吸い込まれると観客から大きな拍手が送られた。

始球式の大役を終えた道彦さんは、「3月になって(開催が)延期という形になって、いつ行われるのか、今度はできないかもしれないということもありました。こういう形で開催していただけたのは、家族としても本当に光栄に思っています」と話した。

始球式前には高木氏の現役時代、監督時代の映像なども流され、追悼試合を盛り上げた。