阪神サンズ同点打で勝負強さ復活、3試合連続安打

阪神対DeNA 2回裏阪神無死二塁、中前に同点適時打を放つジェリー・サンズ(撮影・上田博志)

<阪神4-3DeNA>◇11日◇甲子園

勝負強いサンズが帰ってきた! 阪神ジェリー・サンズ外野手(33)が第1打席で同点タイムリーを放った。

DeNA佐野のソロ本塁打で先制を許した直後の2回裏、先頭の大山が左翼フェンス直撃の二塁打。もう少しでスタンドインの大きな当たりに球場が沸くと、続くサンズが外低めの変化球を中堅へはじき返し、大山を生還させた。「(大山)ユウスケがツーベースを打ってくれたから、ホームまでかえしたいと思っていたよ。いいところに飛んでくれたし、ユウスケが良く走ってくれたね」。その後ボーアが右前打で続くと、サンズも三塁まで激走。無死一、三塁とすると、梅野の飛球を右翼手オースティンが落球(記録は犠飛と右翼手の失策)。サンズが2点目のホームを踏み、一気に逆転に成功した。

サンズは10月7日広島戦(マツダ)で安打が出るまで、29打席連続無安打と不調に苦しんでいたが、8日の同戦でソロ本塁打を放つなど、ここ3戦連続で安打を記録。一時は両リーグトップの得点圏打率を誇った打棒が、復調の兆しを見せた。