東北大医学部の桜井が通算5号「キレキレの体で」

東北大対宮城教育大 5回表東北大2死、左越え本塁打を放つ桜井優(撮影・野上伸悟)

<仙台6大学野球:東北大7-5宮城教育大>◇第4節第2日◇14日◇東北福祉大グラウンド

東北大が宮城教育大に連勝し、99年以来のAクラスに望みをつないだ。5回に太田圭亮(3年=横手)が逆転3ラン。主砲・桜井優宏(4年=豊中)も通算5号本塁打で続いた。

医学部の桜井優は春が中止となり、学業に専念するため引退も考えたが、4年生たちで話し合い続行を決意。びっしり埋まった講義や課題に追われながらも、「最後なのでキレキレの体で臨もうと思った」と深夜に1時間走り込み4キロ体を絞った。3位で並ぶ東北学院大との最終節に向け「Aクラスで終わるためにもしっかり勝ちたい」と決意を口にした。