阪神マルテNPB初不名誉記録 一塁手1試合4失策

巨人対阪神 5回裏巨人無死三塁、松原(手前)の打球をファンブルし、一塁へ向かうも転倒し、失点を許すマルテ(中央)(撮影・狩俣裕三)

<巨人5-4阪神>◇23日◇東京ドーム

阪神ジェフリー・マルテ内野手(29)が5回にこの試合、4つ目の失策を犯した。一塁手の1試合4失策は両リーグ合わせて初という不名誉な記録を作った。

5回無死三塁から、2番松原の一ゴロの当たりを捕球し損ね、走者をためる形に。一、三塁とピンチを広げ、3番坂本が左前適時打で続き、4点目を献上した。

マルテは、すでに2回に1イニング3失策の失態でエース西勇の足を引っ張っていた。2回1死二塁から7番田中の一ゴロを体で止めたが大きくはじき、そこから一塁送球を試みるも、ベースカバーに入った西勇の横を大きくそれる悪送球となった。この間に二走が生還。2点目を献上。さらに1死一、三塁からは9番今村の試みたスクイズを捕球しきれず、3点目を失った。

一塁手の1イニング3失策は、セリーグ初。阪神の一塁手の1試合3失策は58年5月28日大洋戦の藤本勝巳以来。

一塁手の1イニング3失策は、パリーグでも62年ブルーム、74年ジョーンズの過去2度しかない。