阪神近本珍しベース踏み忘れ単打、その後二盗で挽回

阪神対中日 1回裏阪神無死、左越えの打球を近本光司が放つも一塁ベースを踏み忘れ二塁に進めず単打となる(撮影・清水貴仁)

<阪神9-1中日>◇28日◇甲子園

快足が持ち味の阪神近本光司外野手(25)が、まさかのミスで左越え単打を記録した。初回先頭で先発勝野の高め直球を逆方向の左翼へはじき返した。

鋭い当たりは左翼福田を越えて長打コースかと思われたが、打球を目で追っていた近本は歩幅が合わずに一塁を踏み忘れ。一塁を大きく回ったところでベースを踏み直すために戻ったため、二塁進塁はならなかった。

痛いミスだったが、すぐさま快足で挽回した。3番マルテの2球目にスタートを切って二盗に成功。盗塁王争いトップを走る25個目の盗塁を決めて、チャンスを広げた。