レジェンドのように息の長い選手になる。日本ハムのドラフト5位、苫小牧中央・根本悠楓投手(17)が28日、指名あいさつを受けた。苫小牧市内の同校で大渕隆スカウト部長(50)、担当の白井康勝スカウト(51)と対面。最速146キロの左腕は、中日で50歳まで現役で投げていた名左腕、山本昌氏(55)を理想に「できるだけ長くやりたい」と目標を掲げた。
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指名あいさつを終えた根本が、報道陣を前にプロでの理想像を口にした。「山本昌さん。同じ左で、すごく長くやっていたと思う。そのくらいまでいけるかはわからないですけど、できるだけ長くやりたい」。中日で29年プレーし50歳1カ月26日のプロ野球最年長出場記録を持つレジェンド左腕の名を挙げた。50歳まで現役だったことを知ると「50歳は…」と苦笑いを浮かべたが「でも40歳くらいまでは行けるかな…」と、まだあどけなさの残る表情で目標を掲げた。
同じ左投手として、小学時代から映像などを通して活躍する姿を見てきた。「コントロールとか、間とかで抑えていたと思う」。中学3年の時、U-15日本代表に選出された際には、首脳陣から投球フォームや雰囲気など「山本昌さんに似ているな」と言われたこともあったという。
球団としての期待も大きい。担当の白井スカウトは「ストレート、変化球のキレというのが確実に成長している」と評価。173センチ、78キロと特に体は大きくないが、最速146キロの直球と変化球をコースに投げ分けられる制球力は高い。大渕スカウト部長は「ゲームでの強さというのを評価している。キレ、度胸、ゲーム感覚はある。(1軍で)勝負する時期は早いのは間違いない」と太鼓判を押した。
球友とプロでの活躍を誓い合った。U-15日本代表でバッテリーを組んだヤクルト3位星稜・内山壮真捕手(18)から「おめでとう。プロでも一緒に頑張っていこう」と連絡を受けた。日本ハム1位苫小牧駒大・伊藤大海投手(23)とプレーする日も心待ちにし「近いところでやってきた先輩。いろいろ聞いてみたい」。栗山監督からの「共に天下を!」というメッセージも受け取った。「早く投げたいという気持ちは高まりました。本当に天下を取りたい」。道産子左腕は大きなビジョンを描いてプロの世界に飛び込む。【山崎純一】
○…根本が日本ハムの天敵ソフトバンク柳田との対戦を熱望した。プロで対戦したい打者を問われ「柳田悠岐選手は、すごいバッターなのでやってみたい」と即答した。日本ハムにとって柳田は、今季対戦打率4割5厘と最も打たれた打者。「本当にレベルが高い。まだ想像はついていないですけど、抑えてみたいですね」と目を輝かせた。