日本ハム4位細川「ハルタク2世」で実家に恩返し

新球場タオルを掲げる日本ハム4位智弁和歌山・細川(撮影・田中彩友美)

日本ハムのドラフト4位智弁和歌山・細川凌平内野手(18)が「ハルタク2世」となり、実家に恩返しする。29日、和歌山市内の同校で林スカウトから指名あいさつを受けた。最大の魅力は50メートル5秒8の俊足。色紙には「盗塁王」としたため「走攻守、全てにおいてスピード感を出せたら」。未来のリードオフマンとしての誓いを立てた。

チームの快足コンビが目標だ。母校の先輩、西川遥輝外野手(28)を「球界を代表するような選手」と敬い「盗塁の技術を聞いたり、どんどん質問していきたい」。細川は昨秋、外野手から内野手に転向。球団から遊撃手としての適性を評価された。「プロでは打ち取った打球も、きっちりアウトにすることが大事」。中島卓也内野手(29)のような堅実さを養っていく。

実家は京都・嵐山で「琴ケ瀬茶屋」を営む。大正8年から続く老舗で、川岸に店を構えながら、保津川下りの客船にボートを使って団子などを販売。長男として家業を継ぐことも選択肢にあったが、保育園からのプロの夢を後押ししてくれた。「父、母には本当に感謝していますし、そのためにも活躍したいなという思いは強い。(引退は)40歳とか決めず、引退試合をしてもらえる選手に」と思い描いた。

新球場のスピードスターを目指す。天然芝となり、さらにスピード感が重要になってくる。林スカウトは「天然芝はスピードが必要になってくる。そこで守れる遊撃に」と期待。細川は「新球場で活躍できたら」と、緑生い茂るグラウンドを駆け回る。【田中彩友美】