中日吉見の引退を発表 5日に会見、6日引退登板

練習前にナインにあいさつをする中日吉見一起(撮影・森本幸一)

中日は1日、吉見一起投手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。

5日に会見を行い、今季本拠地最終戦となる6日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で引退登板に臨む。

同投手は「今シーズンをもって引退することになりました。体は元気なので、まだプレーヤーとしてやりたい気持ちもありますが、ここ数日、家族とも相談していろいろ考えた末、将来、指導者ということもしてみたい気持ちもあるので、次へのステップに移行することも考え決断しました」と球団を通してコメントした。

吉見は金光大阪からトヨタ自動車を経て、05年希望枠で中日入団。09年は16勝で最多勝。11年は18勝で最多勝、防御率1・65で最優秀防御率の2冠に輝き、リーグ制覇に貢献した。今季は先発4試合で1勝2敗。9月13日のDeNA戦(横浜)を最後に2軍での調整が続いていた。通算成績は222試合、90勝56敗、11ホールド、防御率2・94。