<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク5-1阪神>◇1日◇タマスタ筑後
今季限りでソフトバンクを退団する内川聖一内野手(38)が1日、2軍の最終戦となるウエスタン・リーグ阪神戦(タマホームスタジアム筑後)に3番一塁で先発出場した。3打席無安打に終わり、「ホークス内川」最後の試合で快音を響かせることはできなかった。セレモニーであいさつした内川は「今年1打席も1軍でチャンスをもらえなかったことが、野球を辞める決心がつかなかった。まだまだ終わらせることはできない」と、あらためて現役続行の意思を示した。
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-試合を終えた感想は?
内川 いつもに比べて結果を出さないといけないというプレッシャーからは解放されて、野球をやってるところを見てもらえば、それでいいというのがスタートラインだった。いつもよりは野球をしたなという感じはした。
-若い選手たちに何かメッセージを伝えていたみたいですが
内川 ここにいる選手は頑張らないと、ホークスとしてつながっていかない。今はここにいるが、プロとしては目指すところはここではない。もっともっといいところがある。そこを目指した方がいいと思った。
-最後の打席に向かう時の心境は?
内川 終わりだという感じはなかった。引退でなく退団でこれだけ(観客が)見に来てくれたのはありがたいです。
-あいさつでは少しグッときていたようでしたが
内川 ちょっと思い出しました。王会長からそのままの君で来ればいいから、とホークスに来て。縁というか、子どものころから野球といえば福岡ドームだった。ホークスの選手としては、あの瞬間からだったなとか思い出しながら。
-特に印象があるシーンは?
内川 李大浩の打席で10球連続ファウルで一塁走者として走った。あれはきつかった。そのほか、ありすぎて選べないけど、入団した年の開幕で3番センターでスタメンだったことは、誰も覚えてないと思います。第1打席でレフトオーバー打ったとか、CSに出て日本一になったり。(14年は)最終戦で優勝が決まったり、(17年)CSで4戦連発したとか、いっぱいある。
-こんな形になりましたがあらためて感じることはありますか?
内川 13年WBCでダブルスチール失敗で負けて帰ってきたときに、秋山監督が「終わったものは過去なんだよ」って「引きずっても仕方ない」とすぐ試合に出してもらった。出してもらったからもう1回頑張れた気がする。今もそんな感じです。気持ちの区切りもついたし、次に向かってやろうと。10年間お世話になって感謝してるし、いろんな賞もいただいた。勝つチームでやれたし、自分もそれを望んできた。いい思いをさせてもらった。いろんな人から刺激を受け、言葉をもらって20年やってきた。ありがたい野球人生。まだここで終わらせることはできない。先を見据えていきたい。