阪神近本マルチ安打!プロ初の打率3割へあきらめん

阪神対ヤクルト 4回裏阪神無死一、三塁、近本は中前適時打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神8-7ヤクルト>◇5日◇甲子園

阪神近本光司外野手はプロ初の打率3割へ、ラストスパートだ。まずは4点ビハインドを背負った1回、先頭で1ボール2ストライクから右腕金久保のフォークを中前にはじき返した。2番糸原の打席ですかさずリーグトップ独走の31盗塁目となる二盗に成功した後、反撃のホームインだ。

4回は1イニング5得点の同点劇を適時打でつないだ。4点差に縮めて迎えた無死一、三塁。フルカウントから右腕金久保の150キロ直球を中前に運び、「いい流れで回ってきたので、その流れに乗って打つことができました」。4番大山のタイムリーで1点差に迫るホームを踏んだ。

打率を2割9分6厘に上昇させて、残り3試合を戦う。勝利を目指した結果の3割到達へ、120試合目まで1本1本を積み重ねる。