亜大が平内、内間、青山の必勝リレーで日体大に勝利

亜大-日体大 巨人からドラフト1位の指名を受けた平内が先発。3回を投げ2安打4三振と好投した(撮影・保坂淑子)

<オープン戦:亜大4-1日体大>◇7日◇日体大健志台キャンパスグラウンド

東都大学野球秋季リーグ戦で優勝を果たした亜大が、首都大学野球秋季リーグ戦で優勝した日体大とオープン戦を行い、巨人から1位指名された平内龍太投手(4年=神戸国際大付)、楽天4位指名の内間拓馬投手(4年=宜野座)、秋季リーグ戦で最優秀防御率を獲得した青山美夏人(みなと)投手(2年=横浜隼人)の必勝リレーで勝利した。

先発の平内は3回を2安打4三振。「調子はあまり良くなかった」と振り振り返ったが、この日の最速は146キロながら、タテとヨコのスライダーでカウントをとり、真っすぐとスプリットで打ち取った。4日に東都大学秋季リーグ戦で優勝を果たしてから中2日での登板も「思ったより体も動いてよかった」と間隔を詰めて投げた際の手応えをつかんでいた。

プロ1年目からの活躍を誓う。リーグ戦が終わっても退寮はせず、下級生とともに練習を続ける予定だ。「トレーニングを重点的にやっていきたい。全身に体幹。僕はトレーニングでよくなったので、これだけはしっかり継続していきたい」と意気込んだ。

この試合には両チームの応援団、チアガール、吹奏楽部が参加し、選手たちへ熱い声援を送った。試合が終わるとチームメートを交え記念撮影。4年間、ともに汗を流した友とのひとときに、平内にも笑みがこぼれた。ドラフト指名の夜には寮の同部屋の後輩3人が、デコレーションケーキと宅配ピザで祝ってくれた。「うれしかった。みんなのために、これからも頑張りたい」と気持ちを新たにした。

1月の新人合同自主トレまで約2カ月。まだ、亜大のユニホームに身を包んでいても、平内のプロへの挑戦は始まっている。【保坂淑子】