慶大・文元V打「悔しい顔離れない」早慶戦逆転負け

立大対慶大 慶大7回無死満塁、勝ち越しの右前適時打を放った文元(左)(撮影・古川真弥)

<東京6大学野球秋季フレッシュトーナメント:慶大7-3立大>◇Bブロック第1日◇9日◇神宮

慶大・文元洸成外野手(2年=智弁和歌山)は、スタンドに向かって力強くガッツポーズした。3-3の7回無死満塁で右前へ決勝打。5回の同点の2点適時二塁打と合わせ、3打点を挙げた。前日に早慶戦の激闘を戦った先輩たちが見守る前で、成長した姿を披露した。

前日の早慶戦は、優勝まで残り1アウトから逆転負け。文元らメンバーを外れた下級生たちも、神宮のスタンドで見届けた。「4年生の人たちが悔しい顔をしていたのが頭から離れません」。フレッシュトーナメントでは、文元が主将を務める。早慶戦を終えた瀬戸西主将からは「フレッシュは、キャプテンとしてチームを勝たせてくれ」と激励された。

この日の打撃練習では、公式戦を終えた4年生たちが手伝ってくれた。そのおかげもあり、14安打7得点で打ち勝った。来春の神宮デビューを目指す1、2年生たち。まずは、フレッシュで秋の頂点を目指す。