桐蔭横浜大7年ぶりV、鉄腕エース片山が完投MVP

桐蔭横浜大対創価大 優勝し胴上げされる桐蔭横浜大・斉藤監督(撮影・足立雅史)

<関東地区大学野球選手権大会:桐蔭横浜大4-3創価大>◇12日◇横浜

桐蔭横浜大(神奈川大学1位)が4-3で創価大(東京新大学1位)を下し、7年ぶり2度目の優勝を果たした。

先発のエース左腕、片山皓心(ひろみ)投手(4年=日立一)は7安打3失点7奪三振で完投。最優秀選手賞を受賞した。

全3戦すべて1人で投げ抜いてきた。3連投は初めての経験。「(前回登板の)球数が少なかったのもあると思うが、あまり張りがなく、むしろいい状態でした」。9回には自己最速を1キロ更新する148キロを計測。球威が最後まで落ちることはなかった。

大学卒業後はホンダでプレーをする。「名前のあるところに行って、投げさせてもらえる。たくさんいい投手がいるので、出られるように。相手はプロに近い社会人なので、今よりもっとコントロールを磨いていかないといけない。練習します」。2年後のドラフト指名に向けて、意気込んだ。