阪神2軍馬場「先発をやりたい」配球変えて投球に幅

阪神対ヤクルト 阪神先発の馬場皐輔(撮影・前岡正明)

<フェニックス・リーグ:ヤクルト2-5阪神>◇14日◇SOKKENスタジアム

阪神馬場皐輔投手が先発再転向へアピールした。

みやざきフェニックス・リーグのヤクルト戦(宮崎市清武)に先発。直球とカーブを主体に緩急をつけ、3回2安打1失点にまとめた。失点は初回1死から宮本に許したソロのみで「コントロール良くコースを突き、ストレートでも勝負できた。緩急も使えて、ランナーもケアできたので良かったと思います」と手応えをつかんだ。

17年のドラ1右腕は先発として期待される中、今季は中継ぎとして1軍に定着した。32試合に登板して防御率2・08、プロ初勝利を含む2勝1敗9ホールド。中継ぎを経験して「バッターの動きを見て、配球を変えていくことができるようになった」と投球に幅が出た。来季に向けてポジションはこだわらないとしつつも「今は先発をやっているので先発をやりたい気持ちもある。来年は先発でもチームに貢献できれば」。好投を重ねて、先発でのプロ初白星を目指す。【奥田隼人】