ソフトバンク中村晃が先制アーチ 3年ぶり日本S弾

ソフトバンク対巨人 3回裏ソフトバンク2死二塁、先制の右越え2点本塁打を放ちバットを投げそのままベンチを指さす中村晃(撮影・垰建太)

<SMBC日本シリーズ2020:ソフトバンク4-0巨人>◇第3戦◇24日◇ペイペイドーム

ソフトバンク中村晃外野手(31)が3打点の大暴れだ。まずは値千金の先制アーチを放った。

両チーム無得点の3回2死後、日本シリーズ初安打の周東を二塁に置いて巨人先発サンチェスの真ん中フォークを完璧に仕留めた。大きな弧を描いて右翼席へ。17年以来、3年ぶりの日本シリーズ弾は先制2ラン。「追い込まれていましたが、甘く来た球をしっかりとらえることができました。3人で終わらずに、2アウトランナーなしから得点できたのは良かったです」と話した。クライマックスシリーズの15日ロッテ戦も2本塁打を架け、またも、大舞台で快音を響かせた。

膠着(こうちゃく)状態が続いた7回1死一、二塁でも2番手高梨のスライダーをとらえて加点タイムリーを放った。日本シリーズ王手に近づく一打になった。